中国

app-image
調査レポート

7月・8月における世界アプリ市場の概要~Cheetah Global Labのデータ分析より Vol.1~

もっと読む »
TGSパーティ アイキャッチ
イベントレポート

中国アプリディペロッパーを招いて「TGS VIP PARTY」を開催いたしました

TGSパーティ アイキャッチ

9月15日木曜日、東京・丸の内「Ristorante HiRo Centro」にてキングソフト主催による交流パーティ「TGS VIP PARTY」を開催しました。今回、日本最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2016」に参加、参列した企業様が日本マーケットでどのように成功できるか、その目標に協力すべく交流の場を設けさせていただきました。30社以上の中国企業の社長や海外マーケ担当者様にご出席いただき、アットホームな雰囲気の中、多くの企業様と交流することができました。

 

 

日本に進出し今年で11年目を向かえる同社。これまで経験した失敗の辛さや成功への喜びを思い出すたびに、日本に進出を希望する企業に何か協力できないものかと、思いを巡らせていたところ、東京ゲームショウ2016に中国企業が多く参加すると知りました。そこで「何かできることはないか」という思いからパーティ開催を立案しました。

当日は、キングソフト取締役社長馮達(フェンダ)が登壇し、同社での10年間の歴史を語りました。失敗の経験も、成功の経験も皆様に話し、当初3人しか所属してなかった会社が今日の企業に発展することができたかを皆様に共有しました。

 

 

また、キングソフトの新規事業開発担当 張暁雷は、現在注力する『Cheetah ad Platform』とライブ配信アプリ『Live.me』事業について説明。ゲームデベロッパー企業にとっても、日本ユーザー向けにプロモーションするプラットフォームになり得るとして注目のサービスです。

 

 

さらに、ゲストスピーカーとして最初に登壇されたのはTwitter社のAlan Lan様。オウンメディアと、Twitterを活用して、自社のゲームを宣伝できる方法を共有し、ユーザにツイートを促してゲームの情報を拡散させる方法を披露していただきました。

 

その後、スパイスマートの代表取締役社長 張青淳(チョウセイジュン)様より、10年以上日本のゲーム業界に携わっていた経験を共有頂き、ゲーム内アクティブ率を上げる運用方法をたくさん語っていただきました。

SONY DSC

海外の企業様を招いての初めてとなるパーティは、大盛況のうちに終了しました。今後も海外の企業様と提携しながら、日本の事業をともに発展させたいと思います。

 

 

もっと読む »
taxi-uber
アプリ

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景に見るタクシーアプリの未来

taxi-uber

2016年8月、中国最大のライドシェア会社「滴滴出行(Didi Chuxing、ディディ・チューシン)」は「Uber(ウーバー)」の中国事業である「Uber China(ウーバー・チャイナ)」を買収することを決定しました。このニュースは中国のみならず全世界でも話題となりました。

 

今回、Cheetah Global Labでは、自社がもつビッグデータを元に「滴滴出行(Didi Chuxing、ディディ・チューシン)」と「Uber(ウーバー)」のM&Aを独自分析いたしました。

 

1.中国で人気のタクシーアプリ、「滴滴出行」と「Uber」

本年1月にご紹介した「タクシーアプリの最新事情」(https://ad.kingsoft.jp/column/taxiapp)の内容は大きな反響がありました。その中で、「滴滴出行」は2015年2月に、同国内のタクシーアプリである「快的」を吸収合併することにより、「滴滴出行」のアクティブユーザー数がピークを迎えたことや、その後は一時的に落ち込んだものの、7月以降に再び数値が回復してからは、高水準を保っていることなどをご紹介いたしました。

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景画像1

また、当時「Uber」のアクティブユーザー数は「滴滴出行」の1/7ほどで両社のアプリは大きな差がありました。

 

タクシーアプリのカテゴリで「滴滴出行」は常時1位なのですが、タクシー配車アプリのユーザー数は他のカテゴリーよりかなり少ないため、当時、「滴滴出行」はアプリマーケットで140位程度で、100位内にも届いていませんでした。

 

2015年当時の「滴滴出行」と、「Uber」のアクティブユーザー数は以下になります。

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景画像2

※データ集計:2015年12月14日 中国市場

 

 

その後、2016年Q2中国アプリランキングでは、「滴滴出行」は中国アプリランキングで70位となりました。「Uber」と「滴滴出行」のアクティブユーザー数は、差が1/3ほどに縮まりました。「滴滴出行」と「Uber」の両アプリは、2016年には大きな成長が伺えます。

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景画像3

※データ集計:2016年7月14日 中国市場

 

 

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景画像4

 

上記データは2015年12月14日から2016年6月14日までのアクティブユーザー数の推移です。両アプリとも2016年にはかなり早いスピードで規模が拡大しているのが読み取れます。2016年7月には「滴滴出行」のアクティブユーザー数は1.09%、「Uber」のアクティブユーザー数は0.37%と大きく上昇しています。

それでは、両社M&Aの背景をUberと滴滴出行のそれぞれの目線から推測します。

 

 

2.M&Aの背景にあるのは資本力

Uberが最も重視してたのは、間違いなく中国市場です。

2016年7月にM&Aの噂が流れたとき、「Uberは滴滴(出行)に吸収合併されるのでは?うそだ!」といわれるのが大方の反応でした。

人口から見ても、中国はアメリカ以上にUberの有力なマーケットになる可能性が高いと言われているため、赤字を出してもサービスを続けるであろうと考えられていました。

 

それではなぜ、Uberは中国で滴滴出行に迫りつつあるなか、買収されるという形になったのでしょうか。

噂によると、Uberは上場を目指しており、投資家は中国での赤字に不満を抱いていたと厳しい意見があるようです。何度も滴滴出行とUberとのM&Aの噂が出ては消えていました。結果的に、今回のM&Aは、中国での赤字経営の早期打破を投資家にアピールすることが視野にあった可能性も十分にありえます。

また、2016年7月28日、中国でネットタクシーに関する規則において、「ネットまたはアプリを通じてタクシーを利用することは法律で認められる」と正式に明記されましたが、クーポンサービスを多用しコストより低い運賃でタクシーサービスを提供する行為は禁止となりました。この規則は明らかに今回のM&Aに影響しました。この規則により、サービスを利用するユーザーが減る可能性があるためです。

このタイミングで、Uber株を保有する投資家にとっては、滴滴出行にM&Aされ株主になるのは懸命な選択ともいえます。

 

 

次に、滴滴出行が狙うのはグローバルな展開です。

実は昨年より、滴滴出行はいくつの会社(例えば、Ola、Lyft、Grab)へ投資し、グローバル戦略をすでに始めています。更に、2016年4月に、「滴滴出行」と「Lyft」のシステムを繋げ、中国の観光客はアメリカにおいても「滴滴出行」でタクシーを呼ぶことが可能になりました。しかし、海外全体で見れば、明らかにUberのほうが有利なポジションにいます。

「滴滴出行」が入ってなかったブラジル市場を例とすれば、2015年末までは現地のタクシーアプリがブラジル市場をほぼ支配していました。当時、「Uber」はタクシーアプリランキングで3位でしたが、2016年はもうすでにブラジルにおけるタクシーアプリで第1位になっています。

上記のように、Uberはすでに海外進出に成功しています。Uberに対して、「滴滴出行」は確かにこの部分では遅れをとっています。つまり、M&Aをすることでお互いの強みを生かし、更に拡大することが滴滴出行の狙いでしょう。

 

3.今後の動きに:成功を収めるか、失敗に終わるのか

滴滴出行とUberのように大企業のM&Aは、中国では頻繁にあります。

この一年間においても、大企業間のM&Aが幾つかありました。でも、M&A後の企業は、アクティブユーザー数を維持できないものが多く、他のアプリにチャンスに与えることになったケースも多々ありました。もう一つ注意すべき点は「Uber」アプリ自体の動きです。前例から見ると、買収された側が、徐々に衰退してしまうケースも少なくありません。

滴滴出行は前回の快適とのM&Aは成功したといえますが、Uberとはどうなるのでしょうか。前回のように今まで以上にユーザー数を増やすことができるのか。あるいはタクシーアプリの規則などの問題も重なり縮小してしまうのか、注意深く見守る必要があります。

 

4.まとめ

日本では、まだまだ小規模といえるタクシーアプリ業界ですが、中国では話題に事欠きません。今後、日本においてもどのような市場に変わるのかも気になるところですね。

 

【Cheetah Ad Platformについて】

サービス全般に関しては下記をご参照ください!

https://ad.kingsoft.jp/

お問い合わせはこちらまで。

もっと読む »
2016-1q-report
お知らせ

Cheetah Mobile(チーターモバイル)2016年 第一四半期決算 発表

2016-1q-report

Cheetah Mobile(チーターモバイル、NYSE:CMCM)は5月19日、2016年の第一四半期決算を発表しました。総売上は11.15億元(約 188億円)、前年同期比63%アップし、海外売上は115.6%成長しました。そのうち、モバイル事業の売上は8.27億元(約140億円)で、総売上の70%以上を占め、前年同期比110.5%増加しました。

GRAPH_1_!

決算書によると、Cheetah Mobileの製品は、2016 年3月31日までに累計で全世界27.62億台のモバイル端末にインストールされました。また、モバイル端末のMAUは6.51億に上がりました。そのうち79.5%は中国以外の海外市場(主にヨーロッパ、アメリカ)からのアクティブユーザーです。

Cheetah Mobileは、モバイル広告領域でアメリカと中国市場のビジネス強化に注力しています。日々成長し続けているモバイル事業とグローバル事業の成長により、Facebook、Google、Twitter、Tencent、Yahooなど国内外のモバイル広告ネットワークと戦略的パートナー関係を確立しました。先日、Yahoo.comのVPであるTodd Miller氏は、Cheetah Mobile Global sales事業にジョインし、 VPに就任しました。今後、北米とヨーロッパのセールスチームを更に強化し、ブランディング広告分野のさらなる成長が期待できます。

2016年初頭、Cheetah MobileはRolling Skyというゲームを買収しました。このゲームはすでにGoogle Playと AppStoreのアメリカ地域におけるコンシューマゲームランキング3位に入っています。

また今年、Cheetah Mobileは日本キングソフト株式会社の親会社になりました。日本国内及び海外向けの広告配信はもちろん、さらなるビジネスの提供を行ってまいります。

もっと読む »
taxi
アプリ

タクシーアプリの最新事情

  • 2016年1月26日

taxi

日本の都市部においても徐々に普及し始めた「タクシーアプリ」

昨年夏にはアメリカ発祥のタクシーアプリ「Uber」が大規模なキャンペーンを実施するなどサービスの普及に努めていますが、
中国ではすでにタクシーアプリが非常に普及しており、だれでもスマートフォンからタクシーを手配しているんだそうです。
特に「滴滴」と呼ばれるタクシーアプリは、マーケットシェアの7割を占めているとのこと。
今回はこの「タクシーアプリ」についての話題です。

______________________________

目次

1:タクシーアプリとは?
1-1:「滴滴」とは?
1-2:「Uber」とは?

2:滴滴のアクティブユーザーは、あの「Uber」のなんと7倍?!

3:滴滴の海外戦略
3-1:アメリカの「Lyft」+インド「Ola」。敵の敵は味方?!
3-2:ラテンアメリカのタクシーアプリ市場について

______________________________

1:タクシーアプリとは?

そもそもタクシーアプリとは、自分がいる現在地に近くにいるタクシーを呼ぶことができるアプリのことです。
こういったタクシーアプリが出現する以前、タクシーを手配する際には、タクシー会社に電話で連絡をし、指定した場所まで来てもらう、
駅などの公共交通機関の近くに設置されているタクシー乗り場まで向かい、そこで待機しているタクシーに乗車する、
もしくは道路に出て「Hey!Taxi!」と言わんばかりに手を上げて、走っているタクシーを捕まえるなどの方法しかありませんでした。
しかしタクシーアプリであれば、自分が今現在いる地点から一番近くにいるタクシーがアプリ上でわかり、
簡単にそのタクシーを現在地に呼ぶことができます。
日本では、都市部において普及してきていますが、今後は地方にも浸透していくサービスと見込まれており、
海外発祥のタクシーアプリの進出や、タクシー会社が独自で自社タクシー配車アプリの展開を開始するなど、市場は活性化しつつあります。
今後2020年の東京オリンピックに向けて、海外から日本に訪れる観光客は年々増加の一途を辿っており、
需要はさらに高まっていくと考えられています。

1-1:「滴滴」とは?

「滴滴(滴滴出行)」とは、スマートフォンアプリを使ったタクシー配車サービス。
2015年2月15日、中国市場をリードする「滴滴打車」と「快的打車」が2015年2月14日合併して設立された企業。
滴滴にはインターネットサービスの騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が、快的には電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングが
出資しています。この合併により、同分野で世界最大級の企業が誕生しました。

1-2:「Uber」とは?

アメリカ発祥のタクシーアプリです。アメリカのタクシーアプリ市場ではトップシェアを誇っています。
日本でもサービスを開始しており、昨年の夏には主要都市部で、人気アイスクリームブランドとのコラボイベントを開催し、
Twitter、Facebook、instagramなど、SNS上で大変な盛り上がりを見せました。

2:中国のタクシーアプリ「滴滴」のアクティブユーザーは、Uberのなんと7倍?!

このCheetah Global Lab.調べのグラフにもあるように、タクシーアプリ「滴滴」は中国ではダントツのユーザー数を保有しています。

img_taxi01

下のグラフの縦軸はタクシーアプリ「滴滴」のアクティブ状況をインデックスにしたものです。
1位の滴滴は、2位であるUberの約7倍という数値をたたき出してます。

img_taxi02 (2)

滴滴は2015年2月に、同じく中国のタクシーアプリである「快的」を吸収合併しました。
この吸収合併と同じタイミングで、滴滴のアクティブユーザー数はピークを迎えています。
その後Uberの影響を受け一時的に落ち込みましたが、7月以降は再び数値が回復、その後は高い水準を安定的に保っています。

 

3:滴滴の海外戦略

3-1:アメリカの「Lyft」+インドの「Ola」。敵の敵は味方?!

2015年9月、滴滴はアメリカのタクシーアプリ「Lyft」とインドのタクシーアプリ「Ola」に投資することを発表し、
海外戦略の第一歩をスタートさせました。

Cheetah Global Lab.のデータ分析によると、「Lyft」はアメリカのタクシーアプリの中では「Uber」に次ぐ順位ですが、
アクティブインデックス上ではUberがLiftの4.4倍。その差はまだまだ大きいものです。

アメリカの全てのアプリのアクティブランキングを見ると、Uberは100位より少し下であり、LyftはTOP500に入ったばかりです。

一方、インドの市場を見てみると「Ola」はインドのタクシーアプリで第1位であり、2位はUber。
アクティブインデックスではOlaはUberの2倍であり、全てのアプリのランキングではOlaはTOP50、UberはTOP100に位置しています。

滴滴がインドでのUberの強敵であるOlaに投資することによって、タクシーアプリの競争は、グローバル化した、と言えるのです。

3-2:ラテンアメリカのタクシーアプリ市場について

Uberのアクティブユーザー国別分布を見ると、インドがTOPで40%を占めており、次いで本国アメリカが17%で2位、
中国が12%で第3位です。4、5位を見てみると、メキシコが8%、ブラジルが3%と続いています。
このデータによって、今後タクシーアプリの有力市場に、ラテンアメリカが浮上してくることが、十分に考えられます。

メキシコの市場ではUberが首位で、2位はブラジルで2011年にローンチされた「easy taxi」です。
またブラジルでは少し事情が異なり、ローカルの「99taxis」と「easy taxi」がTOP2で、Uberはそれに次ぐ第3位です。

img_taxi03

ラテンアメリカのタクシーアプリ市場は、まだまだブルーオーシャン。
これらを踏まえて、もし滴滴がラテンアメリカに進出しようとした場合、「easy taxi」と手を組むのではないか、と推測されているのです。

出展:https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzAxMjc1NjIxNQ==&mid=401606669&idx=1&sn=ae5037fea7cca71e3c8f521c940b6b01

もっと読む »