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各国の非ゲーム増加率ランキングTOP10
調査レポート

7月・8月における各国の非ゲーム増加率ランキングトップ10(概要)~Cheetah Global Labのデータ分析より Vol.2~

各国の非ゲーム増加率ランキングTOP10

前回は、「7月・8月における世界アプリ市場の概要」と題して9カ国のTOPICSをお伝えしましたが、今回は各国の非ゲームアプリのランキングとその概要をお伝えしたいと思います!

海外の動きの把握や、もし海外への進出をお考えの際は本稿をご参考にしていただければ幸いです。

1、中国市場

中国市場非ゲームアプリ増加率ランキングTOP10

考察1:咪咕視頻咪咕直2つの動画アプリオリンピック期間中のマーケティングが大成功

成功要因は主に2つが考えられます。

その1、CCTVからオリンピックのライブ放送権利を得て、試合の最新情報を放送し、情報提供時間を速めたこと。

その2、「中国移動」と協力関係を結び、「10元で6Gネットワーク・トラフィック買う」といったキャンペーンを行いユーザーの満足度を上げたこと。

他にも、普通の試合放送だけでなく、CCTV、体育週刊、CRI国際テレビ局、鳳凰サイトなどの複数媒体と提携し、選手の試合以外の動向や私生活も放送することで、ファンたちは選手をより身近に感じ、ユーザーの好奇心を満足させたことも成功要因になっています。

「咪咕直播」 画面

「咪咕直播」 画面

考察2:動画視聴アプリを扱う大智慧」も人気

個人投資家によく知られている「大智慧」は今回ライブ系のアプリをリリースしました。中国では現在ライブ系のアプリは人気があり、単なる娯楽としてだけでなく、一大ブームになっています。「大智慧」はそのブームに乗り、ライブ系アプリ「視吧」をリリースしました。リリース当初に、「77七夕ボーナス」・「88オリンピック月」とうたったイベントを行いました。こちらは、参加型のユーザー人気ランキングで毎日賞金100万元がプレゼントされるもので、大量のユーザーとクリエイターを獲得しました。

「視吧」画面

「視吧」画面

また、有名な株の個人投資家、または資産管理や投資などの専門家がライブを開き、投資に関する専門知識を紹介することで資産管理や投資のようなカテゴリで、獲得を伸ばしました。

考察3今後に期待の「今日頭条」

「視頻頭条」は動画アプリです。大量の動画が集められ、プッシュ機能を使ってユーザーに視聴を促し、有名人などの利用もあり規模を拡大させています。

「視頻頭条」画面

「視頻頭条」画面

ニュースアプリを運用した経験を生かして、「今日頭条」は動画アプリも成功させました。しかし、ニュースアプリと同様にどうしでも避けられないのは版権と使用権の問題です。以前、「今日頭条」はオウンメディア を吸収することで、オリジナルのコンテンツを次々と発表しました。今回も同じ手法で、動画アプリも成功させました。将来的には、「優酷」「土豆」と「愛奇藝」のような大手動画サイトとの競争が期待されます。

 

2アメリカ市場

アメリカ市場非ゲームアプリ増加率ランキングTOP10

考察1:アメリカのポケモンGOユーザーはGPS測位変更アプリを利用

「FAKE GPS」がアメリカアプリ市場の増加率ランキングで1位となったのは非常に予想外でした。原因は、「ポケモンGO」です。「ポケモンGO」のユーザー間で「飛行機を運転する」という隠語があります。それはGPS模擬機を利用して、他地域の偽IP情報を作ることを言います。これにより移動しなくても、珍しいポケットモンスターを見つけられます。また、道具とチャージももらうことが出来ます。

もちろん「ポケモンGO」の運営がこの行為に気付いたら、アカウントを停止されます。「飛行機を運転する」のは非常に危険ですが、大量のユーザーがポケモン欲しさにルール違反を行います。逆に言うと、「ポケモンGO」はユーザーがルールを犯すことも、いとわないほど熱中してしまう、現在一番成功しているゲームといえるでしょう。

考察2 野球に関するニュースNBC Olympicsが増加

「NBC Olympics」は、オリンピック期間中にNBC Sports Scoresに球技中心のニュース掲載をしたアプリです。MLBオールスターゲームとオリンピックの話題に乗って、一気にスポーツに興味を持っているユーザーを獲得し、7月から8月までの増加率ランキングでは2位となっています。

「NBC Olympics」画面

「NBC Olympics」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nbcsports.news

考察3:生徒と先生と親をつなげる教育アプリ

7月から8月までの増加率ランキングに二つの教育系アプリが入りました。「Remindアプリでは先生と両親とのコミュニケーシュンが可能です。例えば、先生は「Remind」を使い、直接両親に注意したり、宿題を伝えたりすることができます。また「Remind」を利用する時、携帯電話の番号が表示されない点は、アメリカ人が仕事をする時に自分の電話を使わないという習慣に合っているようです。

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「Remind」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.remind101

もう一つのアプリは「ClassDojo」で、低学年学向けということもあり、デザインもかわいいものになっています。親はアプリを利用して、子供の学習プロセスと授業中の状況を調べることができ、先生は生徒に対する評価と、親とのコミュニケーションが可能です。

「ClassDojo」画面

「ClassDojo」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.classdojo.android

この二つのアプリは学年が違う生徒が対象で、同じような機能が開発されていますが、デサインがそれぞれの対象にあったデザインになっており全く違います。要するに、生徒とその両親の両方のユーザビリティ・機能性を満たしたアプリになっているのです。授業に親も参加でき、簡単に子供の状況が把握できるのが大きな特徴です。

 

3、ブラジル市場

ブラジル市場非ゲームアプリ増加率ランキングTOP10

考察1:オリンピック期間中の増加

ブラジル市場では時々、同じ機能を持ったアプリが同時に増加する現象が現れています。例えば、「whatsapp」が政府から禁止された5月には、偽のGPS位置が作れるアプリが大量にリリースされ、7月から8月までの間にも偽GPSが作れるアプリがいっぱいでてきました。アメリカアプリ市場で1位となった「FAKE GPS」はブラジルアプリ市場でも1位を取りましたが、4位、5位と7位も同じく偽GPSアプリです。

これは当然「ポケモンGO」がリリースされたことによる現象です。ブラジルのユーザーもポケモンが欲しいようですね。そんなユーザーのニーズから、沢山の偽GPSアプリが生まれました

「ポケモンGO」はブラジルでどのぐらい熱いかと言うと、リオの市長がfacebookで「任天堂、ハロー。2016年のリオオリンピックまで後23日です。皆さんを歓迎しています。任天堂もぜひ来てください。」とコメントを残し、オリンピック会場の写真にモンスターを入れた、ゲーム画面も投稿するほど「ポケモンGO」はブラジルで一大ブームでした。

考察2:サッカー優勝し、オリンピック関連アプリは急増

オリンピックに関係があるアプリがブラジルの増加率ランキング上位3位に2つ入りました。一つはブラジルオリンピック政府筋のニュースアプリ「Rio 2016」、もう一つはブラジル国内テレビ局SporTVがオリンピックのためにリリースした「SporTV Rio 2016」です。画像でブラジルのスポーツ選手に関する試合前の準備や、試合状況、インタビューを放送しています。

特に、今回のオリンピックはブラジル男子サッカーのスター、ネイマールがチームリーダーとして、初めてオリンピックでサッカーチャンピオンを狙いました。このことはブラジル国民が注目し、サッカー選手に関するアプリも注目され、増加率がどんどん上がりました。

 

4、ドイツ市場  

ドイツ市場非ゲームアプリ増加率ランキングTOP10

考察1:Go Dev Teamは非ゲームアプリで人気を獲得

「Z Camera」というカメラアプリはGo Dev Team よりリリースされ、大成功となったアプリです。全世界75ヶ国の地域で最も良いアプリと評価されました。7月と8月の増加率ランキングトップ10に同じ会社の「GO Security」も入りました。現在、Go Dev Teamはごみ整理、電池、ロック、アップロードなど、複数カテゴリーのアプリをリリースし、アプリ規模も大きくなっています。

考察2:ドイツサッカーが強い原因はアプリにも関係がある!?

7月に終わったサッカーヨーロッパカップでは、ドイツはチャンピオンになれず、ファンにとって残念な出来事でしたが、サッカー熱は少しも下がっていません。この熱は、7月と8月の増加率ランキングでも反映されてます。トップ10の中に、サッカーに関するアプリは4つもありました。それは 「Football Live Scores」「 GoalAlert」、「FUSSBALL.DE」と「LiveScore、SPORT1」です。

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「FUSSBALL.DE」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=de.dfbmedien.FussballDE&hl=ja

以前、サッカーが強いと言えばブラジルでしたが、この10年でドイツも強くなり、どの試合でもいい成績を取るようになりました。これはドイツ国内の環境整備、特に若者を育てるシステムに関係があると思われます。「FUSSBALL.DE」というアプリはアマチュアサッカーの試合を中心に、ゴールランキングが表示されます。また、ドイツのクラブチームにとっては、良い選手を発掘するのに便利なアプリとなります。

日本のサッカーがまだまだなのは、若手を育てるシステムがなく、優秀な選手を発掘できないことが一因となっています。もし「FUSSBALL.DE」のようなアプリが日本でも人気になれば、良い選手が見つかり、より強いチームが誕生するかもしれませんね。

 

5、ロシア市場  

ロシア市場非ゲームアプリ増加率ランキングTOP10

考察:1ロシアは中国からのネット売買が盛ん

ロシアの大統領プーチンは6月25日に中国に訪問しました。今回の訪問は主に中国とロシアとの提携関係を結ぶことが目的で、貿易を促進させる協定もいくつか結びました。これにより、中国の商品がロシアの人々に届きやすくなりました。

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「Joom」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.joom

「Joom」はリリース後すぐに、ロシアの増加率ランキング1位になりました。このサービスは、審査を受けた選ばれた店主が高品質で優秀な中国製の商品をロシア各地への郵送するサービスで、中国の最上の買い物体験をロシアユーザーに提供してます。

これは両国間でもポジティブな効果があります。

考察2:ゲームライブはロシア人のトレンド

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「Twitch」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=tv.twitch.android.app

Twitch」は全世界でも影響が大きく、ゲーム中心のライブアプリではユーザー数が最も多いアプリです。放送されるライブは主流ゲームがほとんどで、ユーザーは好きなゲームチャンネルを見て、お気に入りのゲームプレーヤーとチャットできます。今後、ロシアではゲームのライブだけではなく、KOL(Key Opinion Leader。日本で言う非常に影響力のあるインフルエンサー)のライブも流行っていくかもしれないと予測されてます。

 

6.韓国市場

韓国市場非ゲームアプリ増加率ランキングTOP10

考察:1 LGはスマホ市場を開拓、韓国の「Paypal」となるか

サムソンでの成功を機に、他のインターネット企業でも支払いサービスを展開するようになりました。日本でも認知度の高いポータル・サイトNaverが開発した「Naver Pay」など。現在、韓国ではスマホ支払いサービスが人気です。7月から8月までの増加率ランキングでは6位となった「「Pay Now」はLGにより開発された支払い用アプリです。いくつかのEC業者と協力関係を結び、ユーザーが買い物をする際、「Pay Now」で支払うことを可能にさせました。

特長は、ユーザーは電子証明書やActiveXがなくても約3秒でネットでの支払いが完了できること、また実店舗でも「Pay Now」での支払いが可能です。

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「Paynow」画面※参照元:http://www.paynow.co.kr/

また、中国でこのサービスの大手「支払宝」も韓国市場に進出し、「Korea Pay」という名前でリリースされました。韓国での支払い事業における競争はどんどん激しくなるでしょう。

7.日本市場

日本市場非ゲームアプリ増加率ランキングTOP10

考察1: NHKスポーツのオリンピックニュース

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「NHK Sports」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.or.nhk.sports

日本アプリ市場で増加率ランキング1位はNHKのオリンピックニュースを中心にした配信アプリでした。特集という形で日本チームの情報をフォローし、試合状況を紹介することで多くのユーザーの支持を得ました。また、オリンピック期間中、多数のアプリでも特集をくみ、試合のニュースが配信されたましたが、効果からみれば、オリンピックの何か一つの分野に特化して配信するアプリほうがユーザーに人気でした。

考察2無料通話アプリは日本で主流になりつつあるのか

「WhatsCall」「Viber」2つの無料電話アプリが日本アプリ市場増加率ランキングに入りました。順位では、「WhatsCall」のほうが高かったですが、「Viber」は特別な機能があり人気です。例えば、携帯番号で直接登録でき、アプリでも通話が可能なことです。

実際に電話をかけるように操作できるユーザビリティの良さが好まれているようです。

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「Viber」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.viber.voip&hl=ja

8.インド市場

インド市場非ゲームアプリ増加率ランキングTOP10

考察1:オリンピック熱はインドでも

オリンピックでは銀メダル1枚と銅メダル1枚しか獲得できなかったインドチームですが、国民は非常に熱意を持ってオリンピックをフォローしていました。リオオリンピック公式よりリリースされたオリンピックニュースを配信するアプリ「Rio 2016」の増加率がランキングトップに輝くほどでした。

考察2:ネット販売は020マーケティングが主流

トップになった「Fynd」は、ファッションを中心としたO2Oアプリです。ユーザーはアプリを使って、近くの店にどんな服があるかチェックでき、ファッションデザイナーからお勧め情報も届きます。充分な情報を得たユーザーは、実際に店舗へ行き購入しているようです。

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「Fynd」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=co.go.fynd

このような、アプリが次々出てくる状況によって、インドのネット販売市場が盛り上がる時代が来ると予測できます。良いアプリも次々と出てくるかもしれません。

9 インドネシア市場

インドネシア市場非ゲームアプリ増加率ランキングTOP10

考察中国アプリ「阿里速」はインドネシアのネット販売市場を狙う

データによると、インドネシア人は現在約2%しかネット販売の経験がないそうです。また、ネット販売の売上は全体の小売り業界の売上の1%しか占めていませ。スマホの普及、または中産階級の消費力アップによって、これからインドネシアではネットで買い物をしたい人が増えるのではと推測されます。また、あるマーケット研究所は2015年から2020年までに、「Euromonitor」のインドネシアでの増加率が5倍もあがる可能性があると予測しています。

しかし、約17,000の島があるインドネシアでは、物流は一番の問題になります。物流専門と言われる「阿里速売通」が、どのように問題を解決するのか、期待されています。

考察2:BIGO LIVEによるライブアプリのブーム

ライブアプリが中国で一番流行っている時期に、隣のインドネシアでは全く何も動きがありませんでした。しかし、7月から8月の間に、やっと「BIGO LIVE」というライブアプリが増加率ランキングに入りました。

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「BIGO Live」画面※参照元:https://play.google.com/store/apps/details?id=sg.bigo.live&hl=ja

実は「BIGO Live」は「歓聚時代」に投資されているライブSNSアプリです。開発技術力と資源を持っていて、すでにべトナム、インドネシア、ラオスとカンボジアでも成功しているアプリです。

他のライブ配信アプリが注意すべきところは、インドネシアではクリエイターが少なく、今のところ「BIGO LIVE」は他の国のインフルエンサーによって充実しています。日本ではまだ認知度の低いライブ配信アプリですが、中国、インドネシア、アメリカでも人気が出ています。各国のように日本でもライブ配信アプリが人気となっていくのか気になるところです。

 

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調査レポート

7月・8月における世界アプリ市場の概要~Cheetah Global Labのデータ分析より Vol.1~

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2016年7月から8月の期間で、全世界のアプリ市場では主に三つのトピックがありました。それはポケモンGO、サッカーユーロ(UEFA EURO2016)、リオオリンピックです。7月の初めには、全世界で社会現象を巻き起こした『ポケモンGO』が登場。8月にはサッカーユーロとリオオリンピックの影響で、多くの国のスポーツ関連アプリが増加率ランキングで上位を占めました。

 

 

今回、チーターグローバルラボ(Cheetah Global Lab)では、appinsightのビッグデータを利用し、アメリカ、中国、日本、インド、インドネシア、ロシア、韓国、ドイツの9カ国を対象に、7月と8月のアプリ増加率を調査、分析し、今後のグローバル市場を予測しました。

 

※データについて:本文に上げられたデータの集計時期は2016年7月11日~2016年8月14日、ランキングは各国アプリ市場での週間アクティブユーザー増加率で計算しています。

 

 

■各国でのアプリ増加率トップランキングからの抜粋

 

1、中国市場で注目のアプリ

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考察1:動画視聴アプリ「咪咕」はオリンピック期間中のマーケティングが大成功

中国アプリマーケ増加率ランキング第1位となった「咪咕」は、「中国移動」、「CCTV」の企業と提携し事業を展開。「咪咕视频」と「咪咕直播」のアプリもオリンピック期間にユーザー数を大幅に増やすことに成功しました。

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考察2:動画視聴アプリを扱う「大智慧」も人気

現在、中国でブームとなっているのがライブ系アプリです。大智慧は「視吧」というライブアプリをリリース。「77七夕ボーナス」、「88オリンピック月」のようなイベントで、大量のユーザーとクリエイターを獲得しました。増加率ランキングでは8位に上昇しています。

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考察3:今後に期待の「今日頭条」

4位となったのは「今日頭条」に属する動画アプリです。大量の動画を集め、ユーザーに提供しています。将来的には、大手動画サイトとの競争が期待されています。

 

2.アメリカアプリ市場で注目のアプリ

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考察1:アメリカのポケモンGOユーザーはGPS測位変更アプリを利用

アメリカアプリマーケの増加率ランキングでは1位を獲得したのは「FAKE GPS」です。このアプリを使うことで、GPSを操作することで移動せずにポケモンを捕獲することができます。今後、アカウント停止になる可能性もありますが、多くのユーザーは危険をものともせず利用しているようです。

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考察2:野球に関するニュースアプリ

2位となった「NBC Olympics」は、オリンピック期間中にNBC Sports Scoresに球技中心のニュース掲載をしたアプリです。MLBオールスターゲームとオリンピックの話題に乗って、スポーツに関心のあるユーザーを一気に獲得。7月から8月までの増加率ランキングでは2位となっています。

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考察3:教育系アプリが健闘

また、2つの教育系アプリが、6位と7位にランクイン。6位の「Remind」は、教師と学生、親の三方がつながりコミュニケーションできるアプリです。教師は「Remind」を使って直接親へアドバイスしたり、宿題を伝えたりすることができます。

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「ClassDojo」は増加率ランキングで7位に。低学年学生向けなということもあり、デザインもかわいいですね。親はアプリを利用して、子供の学習プロセスと授業中の状況を調べることができ、先生とのコミュニケーションも可能です。

 

3.ブラジルアプリ市場で注目のアプリ

 

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考察1:オリンピック国でもポケモンGO効果でGPS測位変更アプリが大人気

ブラジルではGPS測位が模擬できるアプリの増加率が爆発。ユーザーは自分のGPS測位をポケモンができる地域へと設定。これが原因で、「FAKE GPS」は一気に増加率のランキングトップになりました。また、4位、5位と7位ともにGPS測位変更アプリが占めていました。

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考察2:ブラジル男子サッカーは優勝した、オリンピックアプリは急増

オリンピックに関係する2つのアプリがランクインしました。1つはブラジルオリンピック政府筋のニュースアプリ「Rio 2016」です。もう1つはブラジル国内テレビ局SporTVがオリンピックのためにリリースしたアプリです。画像でブラジルのスポーツ選手に関する試合前の準備や試合の状況、またインタビューなどを見ることができます。

 

4、ドイツアプリ市場で注目のアプリ

 

 

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考察1:Go Dev Teamは非ゲームアプリで人気を獲得

1位となったのは「Z Camera」というカメラアプリです。このアプリはGo Dev Team よりリリースされ、大成功となったアプリです。全世界75ヶ国の地域で最も良いアプリと評価されました。

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考察2:ドイツサッカーが強い原因はアプリにも関係がある!?

ドイツ増加率ランキングのトップ10の中で、なんと4つのアプリがサッカーに関するものでした。4位の「FUSSBALLDE」を注目すると、このアプリはアマチュアのサッカー試合を中心に、試合のポイントレースやゴールランキングが表示されます。また、ドイツのクラブチームにとっては、強い選手を探しやすくなるアプリとなります。

 

5、ロシアアプリ市場で注目のアプリ

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考察1:ロシアは中国からのネット売買が盛ん

ロシアの増加率ランキング1位は「Joom」です。高品質で優秀な中国製の商品と、審査を受けた店主を選び、ロシア各地への郵送サービスを行います。中国から最もよい買い物の経験をロシアユーザーに提供してます。

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考察2:ゲームライブはロシア人のトレンド

9位となった「Twitch」は、全世界でも影響が大きく、ゲーム中心のライブアプリではユーザー数が最も多いアプリです。放送されるライブは主流ゲームがほとんどで、ユーザーは好きなゲームチャンネルを見て、お気に入りのゲームプレーヤーとチャットできます。

 

6.韓国アプリ市場で注目のアプリ

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考察1:LGはスマホ市場を開拓、韓国の「Paypal」となるか

ランキング6位の「Pay Now」はLGにより開発された支払い用アプリです。いくつかのEC業者と協力関係を結び、ユーザーが買い物をする時、「Pay Now」で支払うことを可能にさせました。

 

7.日本アプリ市場で注目のアプリ

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考察1:NHKスポーツのオリンピックニュース

日本では、NHKのオリンピックニュースを中心配信アプリが人気でした。日本チームの情報をフォローして、試合の状況を放送して人気を獲得していました。

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考察2:無料通話アプリは日本で主流になりつつあるのか

携帯番号で直接登録でき、アプリでも日常通話が可能なViberが、増加率ランキングで7位となりました。

 

8.インドアプリ市場で注目のアプリ

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考察1:オリンピック熱はインドでも

オリンピックでは銀メダル1枚と銅メダル1枚しか獲得できなかったインドチームですが、国民は非常に熱意を持ってオリンピックをフォローしていました。リオオリンピック公式よりリリースされたオリンピックニュースを配信するアプリ「Rio 2016」が増加率はランキングトップに輝くほど。

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考察2:インドでも動画アプリはこれから発展するチャンスがある

5位の「VuLiv Infinity Player」は、インド本土開発商である「VuLiv」で開発された短い動画を集めたアプリです。毎日、数百のチャンネルから大量の動画が集められ、ユーザーにプッシュします。インドではスマホ市場は非常に速いスピードで発展していて、本土で開発されたアプリも全世界で話題になる可能性を秘めたアプリが続々と登場しています。

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考察3:ネット販売は020マーケティングにが主流

7位の「Fynd」は、ファッションを中心としたO2Oアプリです。ユーザーはアプリを使って、近くの店にどんな服があるかチェックでき、ファッションデザイナーからお勧め情報が届きます。十分な情報を得たユーザーは、実際に店舗へ行き購入しているという。

 

9.インドネシアアプリ市場で注目のアプリ

 

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考察1:中国アプリ「阿里速卖通」はインドネシアのネット販売市場を狙う

インドネシア増加率ランキングで1位となったのが「阿里速卖通」。スマホが普及してくると共に、ネット販売が注目されています。しかし、約17,000の島があるインドネシアでは、物流は一番の問題になります。物流専門と言われる「阿里速卖通」が、どのように問題を解決するか、期待されています。

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考察2:BIGO LIVEによるライブアプリのブーム

 8位となったのはライブSNSアプリ「BIGO LIVE」です。開発技術力と資源を持っていて、すでにべトナム、インドネシア、ラオスとカンボジアでも成功しているアプリです。

 

いかがでしたか?

Part2ではより各国のランキングに注目します。

 

 

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アプリ

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景に見るタクシーアプリの未来

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2016年8月、中国最大のライドシェア会社「滴滴出行(Didi Chuxing、ディディ・チューシン)」は「Uber(ウーバー)」の中国事業である「Uber China(ウーバー・チャイナ)」を買収することを決定しました。このニュースは中国のみならず全世界でも話題となりました。

 

今回、Cheetah Global Labでは、自社がもつビッグデータを元に「滴滴出行(Didi Chuxing、ディディ・チューシン)」と「Uber(ウーバー)」のM&Aを独自分析いたしました。

 

1.中国で人気のタクシーアプリ、「滴滴出行」と「Uber」

本年1月にご紹介した「タクシーアプリの最新事情」(https://ad.kingsoft.jp/column/taxiapp)の内容は大きな反響がありました。その中で、「滴滴出行」は2015年2月に、同国内のタクシーアプリである「快的」を吸収合併することにより、「滴滴出行」のアクティブユーザー数がピークを迎えたことや、その後は一時的に落ち込んだものの、7月以降に再び数値が回復してからは、高水準を保っていることなどをご紹介いたしました。

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景画像1

また、当時「Uber」のアクティブユーザー数は「滴滴出行」の1/7ほどで両社のアプリは大きな差がありました。

 

タクシーアプリのカテゴリで「滴滴出行」は常時1位なのですが、タクシー配車アプリのユーザー数は他のカテゴリーよりかなり少ないため、当時、「滴滴出行」はアプリマーケットで140位程度で、100位内にも届いていませんでした。

 

2015年当時の「滴滴出行」と、「Uber」のアクティブユーザー数は以下になります。

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景画像2

※データ集計:2015年12月14日 中国市場

 

 

その後、2016年Q2中国アプリランキングでは、「滴滴出行」は中国アプリランキングで70位となりました。「Uber」と「滴滴出行」のアクティブユーザー数は、差が1/3ほどに縮まりました。「滴滴出行」と「Uber」の両アプリは、2016年には大きな成長が伺えます。

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景画像3

※データ集計:2016年7月14日 中国市場

 

 

「滴滴出行(Didi Chuxing)」による「Uber China」の買収背景画像4

 

上記データは2015年12月14日から2016年6月14日までのアクティブユーザー数の推移です。両アプリとも2016年にはかなり早いスピードで規模が拡大しているのが読み取れます。2016年7月には「滴滴出行」のアクティブユーザー数は1.09%、「Uber」のアクティブユーザー数は0.37%と大きく上昇しています。

それでは、両社M&Aの背景をUberと滴滴出行のそれぞれの目線から推測します。

 

 

2.M&Aの背景にあるのは資本力

Uberが最も重視してたのは、間違いなく中国市場です。

2016年7月にM&Aの噂が流れたとき、「Uberは滴滴(出行)に吸収合併されるのでは?うそだ!」といわれるのが大方の反応でした。

人口から見ても、中国はアメリカ以上にUberの有力なマーケットになる可能性が高いと言われているため、赤字を出してもサービスを続けるであろうと考えられていました。

 

それではなぜ、Uberは中国で滴滴出行に迫りつつあるなか、買収されるという形になったのでしょうか。

噂によると、Uberは上場を目指しており、投資家は中国での赤字に不満を抱いていたと厳しい意見があるようです。何度も滴滴出行とUberとのM&Aの噂が出ては消えていました。結果的に、今回のM&Aは、中国での赤字経営の早期打破を投資家にアピールすることが視野にあった可能性も十分にありえます。

また、2016年7月28日、中国でネットタクシーに関する規則において、「ネットまたはアプリを通じてタクシーを利用することは法律で認められる」と正式に明記されましたが、クーポンサービスを多用しコストより低い運賃でタクシーサービスを提供する行為は禁止となりました。この規則は明らかに今回のM&Aに影響しました。この規則により、サービスを利用するユーザーが減る可能性があるためです。

このタイミングで、Uber株を保有する投資家にとっては、滴滴出行にM&Aされ株主になるのは懸命な選択ともいえます。

 

 

次に、滴滴出行が狙うのはグローバルな展開です。

実は昨年より、滴滴出行はいくつの会社(例えば、Ola、Lyft、Grab)へ投資し、グローバル戦略をすでに始めています。更に、2016年4月に、「滴滴出行」と「Lyft」のシステムを繋げ、中国の観光客はアメリカにおいても「滴滴出行」でタクシーを呼ぶことが可能になりました。しかし、海外全体で見れば、明らかにUberのほうが有利なポジションにいます。

「滴滴出行」が入ってなかったブラジル市場を例とすれば、2015年末までは現地のタクシーアプリがブラジル市場をほぼ支配していました。当時、「Uber」はタクシーアプリランキングで3位でしたが、2016年はもうすでにブラジルにおけるタクシーアプリで第1位になっています。

上記のように、Uberはすでに海外進出に成功しています。Uberに対して、「滴滴出行」は確かにこの部分では遅れをとっています。つまり、M&Aをすることでお互いの強みを生かし、更に拡大することが滴滴出行の狙いでしょう。

 

3.今後の動きに:成功を収めるか、失敗に終わるのか

滴滴出行とUberのように大企業のM&Aは、中国では頻繁にあります。

この一年間においても、大企業間のM&Aが幾つかありました。でも、M&A後の企業は、アクティブユーザー数を維持できないものが多く、他のアプリにチャンスに与えることになったケースも多々ありました。もう一つ注意すべき点は「Uber」アプリ自体の動きです。前例から見ると、買収された側が、徐々に衰退してしまうケースも少なくありません。

滴滴出行は前回の快適とのM&Aは成功したといえますが、Uberとはどうなるのでしょうか。前回のように今まで以上にユーザー数を増やすことができるのか。あるいはタクシーアプリの規則などの問題も重なり縮小してしまうのか、注意深く見守る必要があります。

 

4.まとめ

日本では、まだまだ小規模といえるタクシーアプリ業界ですが、中国では話題に事欠きません。今後、日本においてもどのような市場に変わるのかも気になるところですね。

 

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イベントレポート

「GMIC東京2016」 開催 当社 取締役社長 馮 達が登壇

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7月15日(金) 、日本、中国、インド、アメリカをはじめとする世界のモバイルテクノロジーを牽引するトップリーダーや、各専門分野のエキスパート、モバイル技術を生かした新たなサービスを構築する一流企業が終結するカンファレンス「GMIC東京2016」が、東京ミッドタウンホールで開催されました。

この「GMIC東京2016」の基調講演に、キングソフト 取締役社長の馮 達(フェンダ)が登壇し、「ビッグデータよりグローバルモバイル市場分析」と題し、チーターモバイルのビッグデータ分析チーム「Cheetah Global Lab」の業界トレンド分析に基づき、これからのアプリデベロッパーが成功する可能性が高い分野についてお話いたしました。

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講演会場は立ち見が出るほどの超満員! 大変盛況で、みなさん熱心に耳を傾けられていました。
話が進むたびに、あちらこちらでシャッター音が鳴ります。

また、GMIC東京2016 の開催に併せ、日本のアプリ市場についても、分析を行い最新動向について、お話いたしました。

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Cheetah Global Labのグローバルや中国、そしての日本のアプリ市場の分析レポートに、興味を持っていただけたようです。

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GMICの主催企業であるGWC  Co-CEOのE Hao氏(中央)と、Cheetah Mobile ブランドディレクター およびCheetah Global Lab統括のジェニー・クワン氏(左側)と、キングソフト 取締役 社長 馮 達(右側)

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これまでのCheetah Global Labのレポートはこちら

世界のモバイルアプリ市場の概況~APPINSIGHTのデータ分析より VOL.1~https://ad.kingsoft.jp/column/global_mobile_app_market_2016
世界のモバイルアプリ市場の概況~APPINSIGHTのデータ分析より VOL.2https://ad.kingsoft.jp/column/global_mobile_internet_vol-2

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調査レポート

主要各国のモバイルインターネット市場の概要~appInsightのデータ分析による Vol.2~

appinsight-2

前回のレポート「世界のモバイルアプリ市場の概要」では、Cheetah mobileのデータ分析プラットフォームである「appInsight」の情報から「世界のモバイルアプリ市場」についてレポートしました。今回は、国・地域別のモバイルインターネット市場についてレポートいたします。

 

1:モバイルインターネットユーザー分布

 51ヶ国の主要国家と地域のAndroidユーザー規模を元に調査を行い、ランキングは以下の通りになりました。

GRAPH1

 

 

 

BRICSの勢いがある

 ①BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国)は近年のモバイルインターネットの発展と、人口増加にともない、Androidユーザー規模ランキングの上位に台頭しています。

また、BRICSは重要拠点とみなされ、多くのモバイルインターネット企業がBRICSへの戦略的展開に重きを置きました。そのためBRICSのモバイルインターネット市場が成長し、時代の流れを牽引する存在となっています。

②米国に近いメキシコは、科学技術の面で米国から大きな影響を受けています。
また、メキシコの富豪であるカルロス・スリム・ヘル率いる米国・モビル社が、ブラジルを除くラテンアメリカのモバイルインターネット市場において、大半のマーケットシェアを占めています。インターネット企業にとって,メキシコの市場を攻略することは,文化や言語がメキシコに似ている他のラテンアメリカの国々への進出の鍵となります。そのため近年、メキシコのインターネットの発展は世間の注目を集めています。

③Androidユーザー規模ランキングの半数をアジア各国が占めています。アジアは七大陸のうち最も面積が広く、人口が最も多い大陸で、全世界の半分を占めています。インターネットの発展によって、スマートデバイスの浸透率が高まり、アジア各国がランキングに台頭するようになったと考えられます。

2:モバイルインターネット市場の成熟度ランキング

GRAPH2

 

 

日本と米国の成熟度が最も高い

①科学技術の最前線に立っているのは依然として日本と米国です。高い水準の教育を受けた人々がインターネットを利用することによって、伝統的な生活方式から、スマートデバイスを利用した、より便利な生活方式へと移り変わってきています。

②米国の成熟度は、他国と比べて非常に高くなっています。驚異的なアプリのほとんどは米国から真っ先にリリースされています。その米国で生まれたアプリが徐々に他国へと進出しているという現状があります。また、全世界で流行っている優秀なアプリもほとんどが米国の市場から生まれたもの、もしくは米国市場で原型を見つけられるようなアプリとなっています。

 

3:モバイル市場競争度ランキング

GRAPH3

 

 

競争が最も激しいのは新興国

 ①51ヶ国の平均競争指数は1.82で、最も高い競争指数は2.02という結果となりました。

②新興国のモバイル市場はまだ初期段階です。そのため市場に参入する敷居が低く、あまり計画を立てないまま着手するアプリベンダーが多く存在する状態で、未だ各領域の寡占状況が形成されていません。新興国のモバイル市場はまだ不安定であり、もしその地の製品や普及戦略に合えば成功する可能性もあると言えます。

 

4:新アプリ市場の成長性

GRAPH4

 

 

新アプリ市場高い成長性持つのは韓国インド

①日本とイタリア等の先進国の新規ユーザーは少ない状況です。市場がすでに成熟しており、人々のニーズが、今存在するアプリで満たされている状況であるからと考えられます。

②フランス、韓国、米国のアプリユーザーは新鮮なものを好む傾向があり、現在あるアプリがすでに多様化していても、まだ新しいものを探すという特徴があります。

③メキシコ、コロンビア、アルゼンチンのスペイン語圏の3ヵ国は文化的な背景から、現地のニーズに合わせてローカライズされている上質なアプリに興味を示します。また、ユーザーが新しいアプリを探す傾向はあまり見受けられません。

④新鮮なアプリを好むユーザーが多く見受けられる国の場合、アプリストアでの成功する可能性は高いですが、新鮮なアプリを好むユーザーがあまり見受けられない国の場合、プリインストールを通して浸透率を高めるのが、比較的効果的な解決策だと言われています。

 

 

5:スマートフォン依存度について

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日本ユーザーが最もスマートフォンに依存

 日本のユーザーがアプリを使用する回数は、他国に比べてはるかに多くなっています。また、一人当たりが使用するアプリカテゴリも豊富で、依然として高度に成熟したインターネット市場の1つであると結論付けることができます。

 

6:アプリ市場において2016年に注目すべき国々

 1.中国

INFORMA、US CEMSUSによると、モバイルインターネット利用人口が世界最多になり、全世界のAndroidアプリユーザーの5分の1以上を占めています。

①モバイルインターネット市場の発展可能性は依然として巨大で、ブルーオーシャンを探すことが出来る状態にあります。

②Google Play、Facebook、YouTubeを使用することが出来ないため、中国独自のアプリシステムが構築されています。

③科学技術の発展によって、シリコンバレーに参入したり、海外進出を行う中国企業が増えています。米国や日本と肩を並べていることが出来ており、さらにモバイルインターネット市場の新しい形を創出する、インターネット大国となっています。

 

2.インド

①すでに全世界のモバイルインターネット市場において重要な市場となっており、その発展も著しいものとなっています。理由のひとつとしては、人口、発展、地域からみて、インドは以前の中国の状況に非常に似ているという点が挙げられます。O2O、配車アプリ、ECなど、中国で人気カテゴリのアプリがインドも同様に存在しています。また、多くの中国モバイルインターネット企業がインドに進出しています。2つ目はインド人は英語を話すことが出来るため、FacebookやWhatsAppなど海外のアプリを利用することへの抵抗がないという点です。

そのため、インドのインターネットユーザーは先進国のモバイルインターネット企業やインターネットユーザーの影響を多大に受けています。

②モバイルインターネット市場には独自の特徴があります。例えばインドでは、パソコンの段階を飛び越えてモバイルインターネットが発展したので、ネットワークの条件が悪い際はIM(インスタントメール)通信の変わりにBluetoothが使われる点などがあります。

 

3.インドネシア

①インドネシアは、世界第4位の人口大国であり東南アジア最大の経済大国です。インターネットユーザーの平均年齢は低く、英語の普及率が高くなっています。
近年では、インフラも進歩しているため、インターネットの発展が保障されています。

②様々なランキングに台頭しており、すでにインドネシアユーザーの習慣やクオリティが良いため、さらに発展する事が見込めます。

 

 

4.ブラジル

 ①ブラジルはラテンアメリカで唯一スペイン語を使用しない国ですが、面積も最大、人口も最多です。経済面から見ると、2015年ブラジルの経済は4.08%衰退しましたが、インターネット市場は大幅に成長しました。Yeahmobiによると、ブラジルはラテンアメリカで最大のモバイル広告市場で、Googleはブラジルの広告掲載においてすでに95%のインターネットユーザーをカバーしており、世界一のカバー率となっています。

②世界第10位のEC(電子商取引)市場として、さまざまなモバイルインターネット企業から注目を浴びています。現段階では、支払い方式や物流が発展途上であるため、これらの問題が解決した場合にブラジルのEC市場は益々の発展を遂げることが予測できます。

③2016年はブラジルがキーポイントとなる一年です。リオデジャネイロオリンピックが開催され、悪化している経済を回復することが出来るかが、ブラジルのインターネット市場の今後の発展を左右すると考えられます。

 

前回のレポート、「世界のモバイルアプリ市場の概況 ~appInsightのデータ分析から Vol.1~はこちら
https://ad.kingsoft.jp/column/global_mobile_app_market_2016

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taxi
アプリ

タクシーアプリの最新事情

  • 2016年1月26日

taxi

日本の都市部においても徐々に普及し始めた「タクシーアプリ」

昨年夏にはアメリカ発祥のタクシーアプリ「Uber」が大規模なキャンペーンを実施するなどサービスの普及に努めていますが、
中国ではすでにタクシーアプリが非常に普及しており、だれでもスマートフォンからタクシーを手配しているんだそうです。
特に「滴滴」と呼ばれるタクシーアプリは、マーケットシェアの7割を占めているとのこと。
今回はこの「タクシーアプリ」についての話題です。

______________________________

目次

1:タクシーアプリとは?
1-1:「滴滴」とは?
1-2:「Uber」とは?

2:滴滴のアクティブユーザーは、あの「Uber」のなんと7倍?!

3:滴滴の海外戦略
3-1:アメリカの「Lyft」+インド「Ola」。敵の敵は味方?!
3-2:ラテンアメリカのタクシーアプリ市場について

______________________________

1:タクシーアプリとは?

そもそもタクシーアプリとは、自分がいる現在地に近くにいるタクシーを呼ぶことができるアプリのことです。
こういったタクシーアプリが出現する以前、タクシーを手配する際には、タクシー会社に電話で連絡をし、指定した場所まで来てもらう、
駅などの公共交通機関の近くに設置されているタクシー乗り場まで向かい、そこで待機しているタクシーに乗車する、
もしくは道路に出て「Hey!Taxi!」と言わんばかりに手を上げて、走っているタクシーを捕まえるなどの方法しかありませんでした。
しかしタクシーアプリであれば、自分が今現在いる地点から一番近くにいるタクシーがアプリ上でわかり、
簡単にそのタクシーを現在地に呼ぶことができます。
日本では、都市部において普及してきていますが、今後は地方にも浸透していくサービスと見込まれており、
海外発祥のタクシーアプリの進出や、タクシー会社が独自で自社タクシー配車アプリの展開を開始するなど、市場は活性化しつつあります。
今後2020年の東京オリンピックに向けて、海外から日本に訪れる観光客は年々増加の一途を辿っており、
需要はさらに高まっていくと考えられています。

1-1:「滴滴」とは?

「滴滴(滴滴出行)」とは、スマートフォンアプリを使ったタクシー配車サービス。
2015年2月15日、中国市場をリードする「滴滴打車」と「快的打車」が2015年2月14日合併して設立された企業。
滴滴にはインターネットサービスの騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が、快的には電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングが
出資しています。この合併により、同分野で世界最大級の企業が誕生しました。

1-2:「Uber」とは?

アメリカ発祥のタクシーアプリです。アメリカのタクシーアプリ市場ではトップシェアを誇っています。
日本でもサービスを開始しており、昨年の夏には主要都市部で、人気アイスクリームブランドとのコラボイベントを開催し、
Twitter、Facebook、instagramなど、SNS上で大変な盛り上がりを見せました。

2:中国のタクシーアプリ「滴滴」のアクティブユーザーは、Uberのなんと7倍?!

このCheetah Global Lab.調べのグラフにもあるように、タクシーアプリ「滴滴」は中国ではダントツのユーザー数を保有しています。

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下のグラフの縦軸はタクシーアプリ「滴滴」のアクティブ状況をインデックスにしたものです。
1位の滴滴は、2位であるUberの約7倍という数値をたたき出してます。

img_taxi02 (2)

滴滴は2015年2月に、同じく中国のタクシーアプリである「快的」を吸収合併しました。
この吸収合併と同じタイミングで、滴滴のアクティブユーザー数はピークを迎えています。
その後Uberの影響を受け一時的に落ち込みましたが、7月以降は再び数値が回復、その後は高い水準を安定的に保っています。

 

3:滴滴の海外戦略

3-1:アメリカの「Lyft」+インドの「Ola」。敵の敵は味方?!

2015年9月、滴滴はアメリカのタクシーアプリ「Lyft」とインドのタクシーアプリ「Ola」に投資することを発表し、
海外戦略の第一歩をスタートさせました。

Cheetah Global Lab.のデータ分析によると、「Lyft」はアメリカのタクシーアプリの中では「Uber」に次ぐ順位ですが、
アクティブインデックス上ではUberがLiftの4.4倍。その差はまだまだ大きいものです。

アメリカの全てのアプリのアクティブランキングを見ると、Uberは100位より少し下であり、LyftはTOP500に入ったばかりです。

一方、インドの市場を見てみると「Ola」はインドのタクシーアプリで第1位であり、2位はUber。
アクティブインデックスではOlaはUberの2倍であり、全てのアプリのランキングではOlaはTOP50、UberはTOP100に位置しています。

滴滴がインドでのUberの強敵であるOlaに投資することによって、タクシーアプリの競争は、グローバル化した、と言えるのです。

3-2:ラテンアメリカのタクシーアプリ市場について

Uberのアクティブユーザー国別分布を見ると、インドがTOPで40%を占めており、次いで本国アメリカが17%で2位、
中国が12%で第3位です。4、5位を見てみると、メキシコが8%、ブラジルが3%と続いています。
このデータによって、今後タクシーアプリの有力市場に、ラテンアメリカが浮上してくることが、十分に考えられます。

メキシコの市場ではUberが首位で、2位はブラジルで2011年にローンチされた「easy taxi」です。
またブラジルでは少し事情が異なり、ローカルの「99taxis」と「easy taxi」がTOP2で、Uberはそれに次ぐ第3位です。

img_taxi03

ラテンアメリカのタクシーアプリ市場は、まだまだブルーオーシャン。
これらを踏まえて、もし滴滴がラテンアメリカに進出しようとした場合、「easy taxi」と手を組むのではないか、と推測されているのです。

出展:https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzAxMjc1NjIxNQ==&mid=401606669&idx=1&sn=ae5037fea7cca71e3c8f521c940b6b01

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